ファンドレイザー必読書トップ10


ここにあげる10冊の本は、NPOのファンドレイジング、マネジメントに関して体系的な知識を得るために、読んでおくといい、あるいは手もとに備えておくといいと思われる本です。(いずれもAmazonで購入可能です。)

■ 寄付白書2013

日本の寄付市場についてその概要を明らかにする唯一の本です。誰が、どこに、いくら、なぜ、どうやって寄付をしたのか・・・ファンドレイザーが最低限知っておかなければならないことがデータで紹介されています。また、この号では、近年の寄付市場の特徴を捉えるために「消費者動向と新しい寄付の潮流」「高額寄付者の動向」という2つの特集も盛り込まれています。

■ 改訂版 ファンドレイジングが社会を変える

ファンドレイジングが単なる活動資金集めではないということを世に問うてくれた本。日本ファンドレイジング協会の創設者である著者が、2020年寄付10兆円時代に向けたビジョンと具体的な方策について語っています。ファンドレイジングに関する入門書。

■ 非営利組織の経営

「マネジメント」を体系化したといわれるピータードラッカーが非営利組織について書いたもの。四半世紀前に書かれたものなのに、非営利組織がミッションを実現するためにやるべきこと、とるべき姿については少しも色あせておらず、NPOセクターにかかわる者の教科書。

■ 非営利組織の成果重視マネジメント―NPO・行政・公益法人のための「自己評価手法」

ドラッカーが1990年代に「自己評価手法」の開発を始めた際には米国でも「評価」に対するある種の拒否反応があったとか。組織の改善と強化のためには、すべきことの優先順位付けと成果の見定めが必須で、そのプロセス自体が団体内の調和や結束にもつながるという信念の元に開発された「自己評価手法」。同書は、翻訳に加えて日本のNPOへの適応事例が紹介されている文字通りの「日本版」です。

■ NPO実践マネジメント入門

社会的課題の解決に取り組むNPOや社会的事業体のマネジメント全般に関する基礎的な知識が書かれています。編者のパブリックリソースセンターが開催している「NPOマネジメント支援コンサルタント養成入門講座」のテキストとしても使われている内容なので、NPOを団体外から支援しようとする人たちにとっても実践の手引きになります。

■ NPOのためのマーケティング講座

初心者にもわかるマーケティングの基本と全体像を解説しながら、NPOのためのマーケティングの実務がわかりやすく書かれています。著者はブログ「飛耳長目:アメリカにみるNPO戦略のヒント」の人気ブロガー。

■ 助成団体要覧―民間助成金ガイド〈2014〉

日本の民間助成団体に関する唯一の要覧です。1,280におよぶ助成団体の事業概要と助成事業内容がまとめられています。助成に関する最新の統計などもを収録されていて、助成金を獲得していこうと考えるNPOには必携の一冊です。

■ 非営利組織のマーケティング―NPOの使命・戦略・貢献・成果

NPOのマーケティングの根本は、「善意を売る」ということだとし、善意をどう受益者と支援者にマーケティングしていくのかが書かれています。企業のように利益を目的としないからこそ必要となるNPOのマネジメントやマーケティングについて、目的や活動と合わせて丁寧に解説している本です。

■ ボランティアコーディネーター白書2014年版(2011-2013年)

ボランティアコーディネーターの現状や動向を、論説とレポートで示しています。社会貢献の2本柱は寄付とボランティアだと言われています。この白書では、ボランティアコーディネーターの追求する価値と果たすべき役割の検証がされており、それは寄付によって社会の課題解決に参画しようとする人たちに働きかけを行うファンドレイザーにも通じるものです。

■ 日本ボランティア・NPO・市民活動年表

明治以降の日本のボランティア活動、NPO、市民活動の動きが網羅されています。700ページにおよぶ同書は市民活動の実務者としての経験のある有識者が編集に加わっていることから、年表に加えて、時代を切り拓いていった市民活動の誕生秘話をまとめたコラム「はじまりのミッション」120篇が読みごたえのある内容となっています。自団体の活動の歴史的な位置づけ等があらためてクリアになります。