助成金獲得8つのポイント


助成金について考えていていくつかのポイントをまとめていて、思わず「これって、最近よく耳にする”婚活”みたい!」だと気づきました(笑)。

つまり、もし婚活するとしたら、そのポイントは・・・

1)異性のことを知っておく
2)本当に結婚したいのか、すべきなのかよく考える
3)自分に合う人を探す
4)相手を理解する
5)相手に自分のことを理解してもらう
6)見栄をはったり無理をしない
7)コミュニケーションを大切に
8)断られてもくじけないで次に備える

こんな感じでしょうか。これはそのまま助成金を獲得する際に必要なプロセスに当てはまります。そこで、今回は助成金獲得のポイントを8つあげてみます。

1)助成金のことを知る

助成金には以下のような大きな3つのメリットがあります。
-まとまった金額が調達できる。
-助成元から資金以外の資源(広報チャネル、施設使用、アドバイスなど)も  得られる。
-助成先として採択されたということで団体の信用が増す。

でも、残念ながら以下のようなデメリットもたくさんあります。
-使い道が限られていて、管理費が出ないことが多い。
-終了後の事業継続が困難になりがち。
-自己負担金が求められたり、精算払いの場合に事業費の立て替えが必要だったりすることが多い。
-決められた会計処理・報告書提出などが求められ、事務作業の負担が大きい。

こうしたデメリットも良く理解して「覚悟」してかからないと、せっかく助成金を獲得しても「こんなはずじゃなかった…」とつらくなってしまいます。

2)その助成金が本当に必要なのか、よく考える

まとまった金額が入ってくる助成金だからこそ、申請する前に、なぜ必要なのか、何がしたいのか、ミッション達成にどう結び付くのか、終了後はどうするのか、などについて団体内での合意形成をはかる必要があります。そうしないと、せっかく助成金がとれても、「こんなのやる必要ないよ」「かえって忙しくなって嫌だ」「私は聞いてないから関与したくない」といったような声が団体内であがり、団体を疲弊させたり混乱させることになってしまいます。

3)団体に合った助成プログラムをさがす

様々な助成金があるなかで、自分たちにとって使い勝手のいい助成プログラムを見つけたいものです。どんな助成金があるのか、平素からチェックをしていて見逃さないようにしなくてはなりません。

そのためのおススメサイトを2つあげると・・・。
助成財団センターのホームページ
シーズ・市民活動を支える制度をつくる会のNPOWEB

他にも、地域のNPO支援センターなどのサイトでも地域を対象とした助成金情報が紹介されています。

また、1,280におよぶ助成団体の助成事業内容がまとめられている「助成団体要覧―民間助成金ガイド」もおススメです。

4)募集要項をよく読んで相手を理解する

助成元が何を目的にしてそのプログラムを実施していて、どんな団体に助成したいのかを理解しないといい申請書は書けません。そのためにも、募集要項を早めに入手してよく読んで、対象、条件を把握したいものです。過去の助成実績などもをチェックして、助成元の望んでいることを把握しておくことも必要です。

5)理解してもらえる申請書を書く

審査員が特定の活動についての「専門家」だとは限りません。ですから、わかりやすい簡潔な文章で、事業の目的や内容を書かないとなりません。書き終えたら、外部の人に目を通してもらってもいいかもしれません。もちろん、書式(文字数)、添付書類、提出期限などを厳守しないと、どんなにいい内容でも審査の対象から外されてしまうので要注意!

6)無理をしない

採択されたいと考えると、ついつい予算以上の、団体のキャパシティ以上のことを盛り込みがちです。でも、それでは採択されてから苦労してしまいます。予算策定では、助成元のルール(科目・上限額)に合わせて、きちんと積算して細かい出費を計上し忘れないようにし、実施計画も無理のないものに。万が一頓挫してしまっては助成金返納などという最悪のことも生じ得ます。

7)採択されたら助成元とのお付合いを大切に

採択されたら、助成元と緊密なコミュニケーションをとることがより良い事業成果を上げることに不可欠です。事業実施過程では、困難や変更したいことなども生じます。そんな時に平素から良好な関係を構築していたら、変更が認められたり、助成元の資源を提供してもらうことで解決します。

また、報告書も次につながる重要なものです。「助成してよかった!」と感動させるようなものを提出したいものです。それが次の助成や業務委託というような新しい展開にもつながります。

8)採択されなくてもくじけないで次に備える

審査に通らなかった残念な場合、思わず申請書のコピーを破り捨てたい気分になりします。でも、せっかく作成した申請書は無駄にしないで、別の助成元を探して手直しして提出したらいいのです。審査に通った案件と比較チェックして、通らなかった理由を考えて次につなげることも大事です。

助成金は「お金がないから欲しい」のではなく、団体の発展やミッション達成のための「資金」です。婚活がよき将来をもたらしてくれるように、助成金がよりよい未来の実現につながるといいですね。